• 有機肥料の時代は終わった!

    by  • 2010年3月28日 • 旧日本やること企画

    腐敗か発酵か、それだけが問題だ!

    CIMG7472.JPG
    肥料があれば、農作物は育つ…もはやその考えは過去のものだ。
    いきなりそう言われて「なにを言ってるんだ!」と反発する人もいるだろうが、これは歴然たる事実である。
    いま、世界中の畑には、化成肥料・有機肥料を問わず、多くの肥料が投入されている。
    すでに畑のなかには有機物が満ちあふれているわけだ。
    とくに、糞尿や生ごみ、食品の加工カスなどを大量に畑に放り込んでいる中国では、その傾向が顕著なのだ。
    つまり、すでに畑には十分な栄養源が存在している、ということになる。
    だが、作物の病気は絶えることがないし、害虫も出てくる。
    その栄養源が、効率的に使われていない証拠なのだ。
    そして、有機物は必ず腐る。
    腐敗菌と酸素による酸化によって、悪臭が増えるし、作物の根を腐らせるし、病気も蔓延する。
    これこそが現代における農業の唯一とも言っていい問題なのだ。
    では、どうすればいいのか?
    その有機物の腐敗を止め、発酵させればいい。
    そして、発酵させるために必要なものはなにかと言えば、それは大量の乳酸菌ということになる。
    現在、ここの企業で作っている乳酸菌のPHは3.7程度。
    ものすごい強酸性である。
    これが腐敗菌を駆除してくれる。
    そして、乳酸菌は腐敗菌や有機物をエサにして、どんどん繁殖し、土壌を健康に保ってくれるのだ。
    そのことにより、害虫もいなくなるわけだから、農薬さえもいらなくなる。
    このように、腐敗を発酵に変えることで、なにもかもが解決してしまうのである。
    飯山に数多くやって来る質問のひとつに「グルンバで作られる乳酸菌はどのような成分なのか?」というものがある。
    ここでハッキリと言ってしまうが、それはまったくの愚問だ。
    EM菌などでもわかるように、乳酸菌自体はべつに珍しいものでもなんでもない。
    それが環境や農業、畜産などに有用であることは、わりと多くの人間に知られている。
    ただ、一般に市販されている乳酸菌は非常に高価だ。
    現実的にちょっとずつ使うことしかできない。
    それでは効果は限定的だ。
    よって、乳酸菌については、問題なのは「成分」ではなく「量」と「価格」だってことを知ってもらいたい。
    そして、乳酸菌を大量に、安く、しかも迅速に培養することができるシステムは、現状ではグルンバしかない。
    一般に言われている乳酸菌技術と飯山技術というのは、同じように見えてまったく違うものだってことを理解する必要があるだろう。
    さて、長いこと書いてから、写真の解説に移りたい。
    これは、セロリの畑であるが、根が腐るなどの問題で悩んでいる。
    つまり、土壌が腐敗している状態なのである。
    こういう場所の場合、一般的な有機肥料を混ぜてもただ腐るだけである。
    腐敗菌が土壌の数十センチ下に溜まっている状態であり、まずはそれをどうにかしなければならない。
    一番いい方法は、上述したように、そこに乳酸菌を撒くことだ。
    腐敗菌を駆除するだけでなく、腐敗している有機物をすべて発酵に変えて、健康な状態に変えてくれるからだ。
    ここであることに気づいた人は勘がいい。
    ただ乳酸菌を混ぜるだけで問題が解決してしまうわけで、腐敗状態にある畑には肥料すら必要がないということだ。
    乳酸菌によって、土壌そのものが肥料工場になってしまうのである。
    もちろん、栄養不足に陥っている畑には肥料が必要なことは間違いないが、多くの畑は肥料を入れすぎて、その肥料が腐敗しているということを知るべきである。
    よって、もはや有機肥料というものさえも、過去のものであるということだ。
    これからの時代は腐敗を発酵に変える「微生物資材」を使う農法に切り替えていくべきだ。
    また、肥料が必要になったとしても、この会社で作っている、汚泥とおがくず、醤油カスを混ぜ、乳酸菌によって発酵させた「乳酸菌肥料」のようなものを使うことが望ましい。
    いまでは中国における実験段階ということもあって、工場まで材料を運んで作っているが、ゴミが出たその場で乳酸菌と混ぜ合わせてしまえば、スペースも最小限でいい。
    金ばかりを食う巨大な施設もいらないのだ。
    これからの農業は、グルンバ&乳酸菌で、最小スペース・コストで、最大の結果を得られる形になるだろう。
    この乳酸菌噴霧については、1週間程度で結果が出ると思われる。
    また報告したい。

    About

    本名、木崎貴史。日本グルンバ総合研究所 主任研究員、海外拠点開発・広報担当。WGICの代表でもある。グルンバの開発者である飯山一郎に誘われ、中国において“牢名主”(グルンバプラント等管理人)となって技術を習得。その後、海外のローカル拠点作りをメインに事業に取り組んでいる。別名「がけっぷち社長」。ブログ「やっぱり、毎日がけっぷち」もあるが、最近はグルンバがらみに夢中で、ろくに更新していない。